CCNについて

CCN(映像制作者ネットワーク)

情報通信技術の発達により、映像や音楽をはじめとしたいわゆるコンテンツ産業では、制作過程や頒布形態が大きく変わりました。アナログ時代には不可能だった「劣化しないコピー」が可能になり、パソコンやスマートフォンから誰でもコンテンツが作れ、複製しアップロードできるようになりました。今やインターネット上には悪質情報や映像、そして違法コピーが蔓延しています。違法コピーと知りつつ無料で享受することが当たり前という風潮すら出てきています。

 

これが、コンテンツ制作者の死活問題である以前に、被写体や実演者はじめ制作・流通・販売に係るあらゆる人々の人権に対する冒涜であることは明白です。たとえそれを欲しがるユーザーがいても出演者の許可のない映像(盗撮やリベンジポルノ)、そして出演者の意に反した行為の強要や不法な頒布は道徳的・人道的立場から自らを律する立場にあります。出演者の人権を守ることは私たち制作者の最も重要な責務であり、その上で自由闊達な表現の追求と映像制作をめざすべきです。

 

残念ながら情報通信技術の日進月歩に法整備が追いつかず、映像制作倫理やユーザー側の道徳観もおざなりになっているのが現状ではないでしょうか。アダルトビデオにおいてはいわゆる出演強要問題が社会問題になました。リベンジポルノについては防止法が制定され、海賊版対策においては知的財産権の法的概念が確立されました。しかし、まだまだプライバシーの侵害や無修正ビデオによる肖像権の侵害など後を断ちません。こうした問題防止の徹底には制作者、出演者、そして流通・販売関係者の責任ある行動はもとより、ユーザーはじめネット時代を生きる現代人ひとりひとりの情報通信リテラシーと道徳観の確立が欠かせないと考えます。

 

そこで私たちは、ひとりひとりが良識ある映像制作者として、映像のジャンルや頒布の形式を超えて一丸となり出演者の権利を守り、違法行為に対策を講じ、そしてさらなる創造的活動を繰り広げるためにも新たな主体を立ち上げることにいたしました。

 

それが「映像制作者ネットワーク(略称Contents Creators’ Network:CCN)です。

 

我々の活動を反省的に振り返り勉強会、講演などを通じて自主的にその意義や改善点を話し合い共有していくことが、CCNを設立する第一義です。その中には、出演者・外部スタッフの権利と利益を保全しつつ、法人・個人を問わず映像制作者の立場と利益を守るようメンバーが相互に扶助していくことを含みます。また、私たちの活動がとりわけアダルトコンテンツ分野における一般社会の情報通信リテラシーの向上や法整備においてリーダーシップ的役割を果たすことを目指します。違法コピーの蔓延や出演者・制作者の権利保護の問題は、アダルトコンテンツに限らずあらゆる映像制作者が真摯に取り組むべき問題だと考えるからです。

 

この趣旨にご賛同いただき、一人でも、一社でも多くの映像制作者の方々にご参加いただけますよう、伏してお願い申し上げます。

 

「映像制作者ネットワーク」設立準備委員会

2018/04/17

 

一般社団法人 映像制作者ネットワーク協会

170-0001 東京都豊島区西巣鴨2-35-10グランレーブ巣鴨B1F

03-6903-6737

問い合わせ:info@demachi-n.sakura.ne.jp

代表理事:三枝 進